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リバースモーゲージはやばい?デメリット・リスクや失敗しないポイントを解説

更新日:2025.12.9

住まいるリースバック

リバースモーゲージの利用を検討しているものの、「やばい」「悲惨」などのネガティブな情報を見聞きし、不安を感じている方もいるのではないでしょうか。

リバースモーゲージは、シニア世代向けの資金調達手段として有効ないっぽうで、契約者の死亡時に自宅を売却して一括返済する仕組みであるため、注意すべき点もあります。

本記事では、リバースモーゲージが「やばい」といわれる理由やリスク、メリットを解説します。リバースモーゲージで後悔しないために押さえておきたいポイント・注意点も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

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リバースモーゲージは「やばい」?仕組みを解説

リバースモーゲージとは、自宅を担保にして、自宅に住み続けながら生活資金を借入れるローン商品です。

シニア世代が月々の生活費の負担を抑えつつ、資金を確保できる手段であり、仕組みやリスクを正しく理解して利用すれば、「やばい」ものではありません。

リバースモーゲージの一般的な仕組みは以下です。

  • 自宅を担保に融資を受ける
  • 毎月利息を支払う(または返済がない)
  • 死亡時に自宅を売却して一括返済する

なお、リバースモーゲージには以下の3種類があり、本記事ではこのうち民間金融機関が扱うリバースモーゲージを解説します。

  • 民間金融機関のリバースモーゲージ
  • 不動産担保型生活資金(公的なリバースモーゲージ)
  • リ・バース60(リバースモーゲージ型住宅ローン)

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リバースモーゲージのデメリット・リスク

リバースモーゲージは、自宅を活用して老後資金を確保できる手段です。

しかし、一般的なローンとは異なり、死亡時に一括返済する仕組みであるため、十分に理解されずに「やばい」とネガティブなイメージを持たれる場合もあります。

一般的に、「やばい」といわれるのは、以下のデメリット・リスクがあるためです。

  • 金利上昇リスクがある
  • 長生きリスクがある
  • 相続人に借金が残る可能性がある
  • 家族が自宅に住み続けられない可能性がある
  • 不動産価値が下がると一括返済を求められる可能性がある

リバースモーゲージに限らず、資金を調達する方法にはそれぞれメリット・デメリットがあるため、ご自身に合った方法かどうかを見極めることが大切です。

金利上昇リスクがある

一般的に、リバースモーゲージでは変動金利が採用されており、定期的に金利が見直されます。変動金利は、金利が下がると利息の負担が軽くなるいっぽうで、金利が上昇すると月々の利息額が当初より高くなるリスクがあります。

年金で生活している高齢者にとっては、利息が増えると毎月のやりくりに影響が生じやすく、不安を感じることもあるでしょう。

長生きリスクがある

リバースモーゲージでは、長生きすると借入残高が大きくなりやすい傾向があります。借入残高が融資限度額に達した場合、それ以上の融資は受けられません。

また、リバースモーゲージのメリットとして、死亡時まで元金の返済が猶予される点があります。

しかし、長生きするほど借入期間が延び、結果として総返済額が大きくなるリスクがある点を理解しておきましょう。

相続人に借金が残る可能性がある

リバースモーゲージは、相続人に返済義務があるかどうかによって、「リコース型」と「ノンリコース型」に分けられます。

リコース型では、契約者の死亡後に自宅を売却しても完済できない場合、相続人が不足分を返済しなければなりません。リバースモーゲージを契約する際は、契約内容にしっかり目を通し、残された家族に負担が及ぶ可能性があるかどうかを確認しましょう。

家族が自宅に住み続けられない可能性がある

リバースモーゲージで融資を受けたお金は、契約者が亡くなったあとに一括で返済する仕組みです。

相続人が自己資金(相続財産や保険金など)で返済できなければ、担保としていた自宅を売却して返済する必要があり、その結果、自宅に住み続けられなくなる可能性があります。

なお、契約者の配偶者が借換えすると、自宅に住み続けられる場合もあります。ただし、借換えの際も審査が行われるため、必ずしも通過できるとは限りません。

不動産価値が下がると一括返済を求められる可能性がある

担保不動産の評価額が定期的に見直され、それに応じて融資限度額が下がる場合がある点にも注意が必要です。利用限度額の減額により、借入残高が融資限度額を上回る場合、超えた部分を一括返済しなければならない可能性があります。

なお、リバースモーゲージの融資限度額は各金融機関が審査で決定しますが、目安は担保評価額の50%程度であり、一般的な不動産担保ローンと比べて低い傾向があります。

リバースモーゲージのメリット

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リバースモーゲージは、金利上昇リスクや不動産価値の下落リスクなどから「やばい」といわれることがありますが、以下のメリットも存在します。

  • 自宅に住み続けながら生活資金を借入れできる
  • 利用目的が原則として自由
  • 生存中は利息のみを支払う(または返済がない)

リバースモーゲージを利用すれば、自宅に住み続けながら借入れができ、原則として借入金の使いみちが問われません。そのため、老後資金やローンの完済、介護・医療、リフォーム、子・孫への援助など、幅広い目的で利用できます。

また、一括で借入れるタイプや年金タイプ、必要なタイミングで繰り返し借入れが可能なタイプなどがあり、ニーズに合った融資を受けられます。

さらに、生存中の負担が軽い点もメリットのひとつです。金融機関によって異なりますが、生存中は利息のみを支払うか、月々の支払いがないため、年金生活の方もあんしんして暮らせるでしょう。

リバースモーゲージで後悔しないためのポイント・注意点

リバースモーゲージで失敗しないためには、メリット・デメリットをしっかり理解し、計画的な利用が大切です。この章では、後悔しないためのポイント・注意点を解説します。

  • 家族とよく話し合う
  • 契約内容をしっかり確認する
  • 資金計画を立てたうえで利用する

家族とよく話し合う

リバースモーゲージで借りたお金は、契約者の死亡時に自宅を売却するなどして一括返済する必要があります。そのため、将来自宅を売却する可能性がある点や相続人への負担について、家族とよく話し合っておくことが大切です。

なお、リバースモーゲージを利用する際は、契約者または配偶者の推定相続人のうち1人の同意が必要です。金融機関によっては、相続人全員の同意が必要な場合もあります。

契約内容をしっかり確認する

リバースモーゲージの金利や融資限度額、契約形態、借入方法などは金融機関によって異なります。契約前に次のような項目を確認し、納得したうえで利用しましょう。

  • リコース型/ノンリコース型
  • 金利や見直し条件
  • 融資限度額や見直し条件
  • 借入れの形態(一括タイプや年金タイプなど)
  • 返済方法や利息の支払方法
  • 配偶者が住み続けるための条件

また、契約内容で不明な点がある場合は、金融機関に質問し、解消してから契約することが大切です。

資金計画を立てたうえで利用する

リバースモーゲージの借入金は原則として使いみちが自由ですが、借入額が大きくなったり、長生きして借入期間が長くなったりすると、返済の負担が増える可能性があります。

また、リバースモーゲージは多くの場合、変動金利が採用されているため、金利が上昇すると支払う利息の額が大きくなります。

リバースモーゲージを利用する際は、毎月の支出を把握し、借入金の使いみちを明確にしたうえで、金利変動も考慮した余裕のある資金計画を立てることが大切です。

リバースモーゲージの対象地域や建物構造などはまだ限定的なため、ご自宅が対象になるか、確認しておきましょう。

リバースモーゲージ以外で資金を確保する選択肢「リースバック」とは

リバースモーゲージと同様に、不動産を活用した資金調達手段として、「リースバック」があります。

リースバックとは、自宅を売却してまとまった資金を受取ると同時に賃貸借契約を結び、賃借人として自宅に住み続けられるサービスです。

リバースモーゲージが「融資」であるのに対し、リースバックは自宅の売却と賃貸借契約を組み合わせたサービスであり、返済が不要です。さらに、自宅を売却するため、リースバック後は固定資産税やマンションの管理費・修繕積立金などの負担がなくなります。

融資以外の方法で資金を調達したい方や、まとまった資金を一括で受取りたい方などに適しています。

ただし、売却金額が適正か、住宅ローン完済に伴い団信がなくなるなどに注意が必要です。

リバースモーゲージとリースバックは、それぞれメリット・デメリットがあるため、ご自身の希望や生活スタイル、資金計画などに合った方法を選択しましょう。

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リバースモーゲージのデメリットやリスクを理解して検討しよう

リバースモーゲージは、高齢者にとって有効な資金調達手段のひとつです。

しかし、死亡時に一括返済が必要な点や、金利の変動によって負担が増える可能性があることなどから、「やばい」といわれる場合もあります。

デメリットやリスクを正しく把握し、ほかの方法も含めてご自身の状況に合った方法を選択しましょう。

借入れではない方法で資金を調達したい場合は、リースバックの利用もご検討ください。リースバックで調達した資金は売却資金であるため、返済が不要です。毎月の家賃支払いは必要ですが、固定資産税などの負担がなくなり、売却後も借主として自宅に住み続けられます。

アイフルグループ「AG住まいるリースバック」では、WEBでの無料査定やお電話でのお問合せを受付けています。リースバックに関して不明点や不安な点がある方は、ぜひ一度ご相談ください。

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    • 監修者
      • 監修者:竹下 昌成
    • プロフィール:
    • CFP
      竹下FP事務所代表、㈱メディエス代表取締役、TAC講師。兵庫県西宮市在住、昭和46年生まれ。立教大学卒業後、池田泉州銀行、日本GE、タマホームなどを経て現職。タマホームFPとして600件超のFP相談実績あり。サラリーマン投資家として不動産賃貸業をスタート、それだけで生活できるようになったので卒サラ。現在は大家業をメインに講師や執筆活動、相談業務でのんびりと過ごしています。得意分野は不動産投資や住宅購入など。お気軽にご相談ください。
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